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師をもつ

22 Jun 2008


 
2008年4月 
   
 
 
辺見店長と久しぶりに会いました。すごい嬉しかったです。
何が嬉しかったかというのは、社長になった今でもずっと技術を
求めていてくれてる事。もちろん職人として当たり前の事なのですが、
40を超えて経営を考えながら自分の技術の可能性を信じて
行動にでてる美容師を槙田はほとんど知らないので、改めて感激しました。
(日本全国で頑張ってるオーバ−40美容師さんは沢山いると思いますが、身近では)



嬉しかったです。




salon3.jpg

日本に帰ってすぐに会いにいけば良かったのですが、
なかなか連絡するのも照れくさく電話が出来きませんでした。
 
   が、
 
2週間が過ぎたくらいにいい加減に「まずいなぁ…」と思い
突然辺見店長のサロンに伺いました。誕生日のお祝いも兼ねて☆☆ 
栃木から長野まで新幹線に乗って行きました。
着いたのはいいのですが、いざサロンの前まで行くと、
これまたなかなかなんとも入りにくいもので、30分くらい
表の道路と奥にある駐車場を行ったり来たり、
向かいの塀に寄りかかったりと…。

しかし覗いた限りでは何となく親分の気配が無い。

『ほんとかよおえ〜?!』と親分口調で言ってみる。
しかしいっこうに姿が無いので、道路挟んだ向かいの家も覗いてみた。
辺見英也氏の育った実家である。
門構えや柱の色合いに重みを感じる。  歴史だ。

   ”千曲の神童”はここで生まれた。
 
  
だが、こちらにも居なそうだった。。
帰りの新幹線の時間もあるのでいよいよ心を決めてサロンに入った。

salon2.jpg
「今日夕方から会議で今居ないんですよ!」 
と増田さん。相変わらず肌がつやつやだ。少しやせたのかな?

槙田、小さく(ほんとかよぉおえぇ…会えないのか〜…) 
 
  
しかし世の中は全て必然だ。物事は初めから決まっている。
  
 
そっか〜。。。(仕方が無い、また来年かな。。)
と思ってるところに増田さんが電話をかけてくれた。
「店長ぉー!今なんと…〜アレコレアレコレ〜」
電話が渡された。(えー!!!)心で叫ぶ。 そりゃ叫ぶさ。
 
 
「おー槙田ぁー!んなにやってんだよ〜(笑)聞いてねえーぞぉーおえー!」
「来るなら来るって行ってくれよおいぃ〜!」
 
〜話それるのですが、ココでの電話は5、6分くらいだったんですが、
その中の大半がサスーンだったりカットだったりなんですよね。
自分にはそんなところも”やっぱり辺見店長い〜な〜”って思わせてくれました。〜
 
で、結局 「今日は無理だぞおいぃ。今始まったばかりだからさぁ。」
と言ってたのですが、     …結局。
 
  
 
 
 
   …結局は来てくれました。
  
 
 
  
 
先に奥様が到着し、その30分後くらいに帰ってきてくれました。
焼き肉屋で一緒になりました。約2年ぶりの再会です。

本当にありがとうございました。

 salon4.jpg

 
「あぁんたねぇー!電話くらいしなさいよぉー!! ん〜っとにもう!!!」
奥さんの第一声。そして、シュンノスケが自分を覚えててくれた。サキホが
飛び込んで抱っこしてきた。サクラを初めて見た。奥様が、来年くらいに
もう一人できるような事を言ってたような言ってないような…。
 
 
 
 


その日は夜中の2時半過ぎまで飲んだ。焼酎だけはどうしても
飲めないのだが、他に無いから仕方が無い。でもそんな事は
問題ではなかった。辺見店長は変わらず自分のイメージの
まんまだった。インサイドアウトをとても強く語ってた。

インサイドアウトははっきり言って難しい。切るのが困難な
スタイルの一つに入る。”サスーンの先生でも綺麗に切れるのは
何人居るかな?”とアカデミーでJayが言ってたのを思い出す。
考え方は一度理解すればかなり応用が利くので時間の短縮になり、
サロンの中の限られた時間の中にすごくデザインの幅が広がる。
でも、相当に難しい。言う事聞く事以上に実際に切るのでは難しさが
まったくもって違う。
(ちなみに、Tim Heartly が切っているインサイドアウトは
はっきりいって芸術だ。”手が言葉を超える”という作品である。
太くてでかい手なのだが、本当にすごいのだ。)
 
 
 
  。。。 %#&%”$_?>P*』_?`|
 
 
 
そして、

あっという間の一夜だったがいろんな話ができた。
人生で三本の指に入るくらい思い出に残る夜だった。

叱咤され激励された。美容の話も沢山できた。
自分の考えや想いも聞いてもらった。辺見店長の話も
沢山聞かせてもらえた。変わってはいけないところ、
変わらなきゃいけないところ、いろんな事を聞かせてもらえた。 

今回会えて本当に良かったです。

一回くらい”辺見さん”と呼んでみたいものだが、なかなか
言えないものである。自分がインターンの時からの店長だ。
自分にとっては今までもこれからもずっと辺見店長だろう。
会社を辞めて組織から離れたとしても自分は辺見さんとは言えない。
常に自分の上に立っていてくれる美容師、目標としてる美容師、
影響を与えてくれる美容師。そんな美容師が自分にとっての店長である。
数字や名声なんかはどうでもいい。
その背中があるから頑張れるというそこの”存在”が
自分にとって一番大事なのである。
  
  
 
 
 
 
”超えれないけど、超えれない嬉しさもある”
 
 
 
 
 
             *** 鋏光 夢狂咲 *** 
   
   

 
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☆*** HENMi iSM 
☆*** SUZURIISHi iSM 
☆*** ARAi iSM 
☆*** TAKAYUKi iSM  
☆*** MINEAKi iSM  

みんなが愛(i)でつながる。。。(=v=♥)
   

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プロフィール

辺見英也(HENMI ISM 代表取締役) 0型 ひつじ年 

1967年
千曲市桜堂生まれ 幼少の頃より野球に打ち込むも、辿り着いた先は、「いたずら甲子園」
1990年
美容学校と大学を卒業と同時に美容師免許取
㈱田谷に入社あざみの店配属
1999年
アジアヘアーメイクコンテストレディスカット部門5年連続日本代表
2000年
中国シンセン本大会 3位
2002年
シンガポール本大会 3位
2003年
香港本大会 1位(他コンテスト入賞多数)
2004年
日本経済新聞(3/24)1面に掲載される

「働くということ」(日本経済新聞社編)に掲載
 
 
* ㈱田谷(従業員2500人)では、8年間指名客数担当売上№1をキープ
 
 
 
  
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